2017 09 ≪  10月 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2017 11
スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
不条理音盤委員会 293 Bill Nelson’s Red Noise
- 2006/02/08(Wed) -
41S6SF71REL__SL500_AA240_.jpg

Be Bop DeluxeのBill Nelsonがバンド解散前後に取り組んでいたのが、このRed Noise名義でのアルバム「Sound On Sound」でした。Bill Nelson (g,b,vo,etc) にAndrew Clark (k)、, Rick Ford (b)、 Ian Nelson (sax,others)、 Dave Mattacks (d) というメンバーを従えたこのユニットは英国的なB級センスとグラム・ロックに満ちあふれたBe Bop Deluxeとは方向性が全く異なり、テクノ・ポップの全ての精神を凝縮させた一枚と言うべき作品に仕上がっています。エキセントリックでアバンギャルドでアグレッシヴなその音楽性はプロデューサーがJohn Leckieという共通項もあって初期のXTCとよく比較されていますが、次々から繰り出されるユーモラスなアイデアとひねくれたポップ・センスには確かに類似点が多いのは否定できません。しかし、XTCが世の中をシニカルに見据えたような姿勢で音楽を演っているのに対して、Bill Nellsonは基本的に歌心を大切にしているという点が異なるのではないかと思います。曲そのものは実験的であっても、そこにはポップ・ソングという文脈を意識した上での既存音楽からの脱却を図るという意味で、当初から外部に位置しているXTCと内部からの破壊活動というBillとのスタンスの差がこのアルバムでは明確になっていると思います。タイトル通り感電したようなギターとヴォーカルが刺激的な「Don't Touch Me(I’m Electoric)」から始まり、歪んだ直角的なビートに摩訶不思議なシンセ音が背後で絡む「For Young Moderns」「Stop/Go/Stop 」、 まさにテクノ・ポップとしか呼びようがない「Furniture Music」、サックスをフューチャーした「Radar in My Heart」、古めかしいハモンド・オルガンとギターをメインにUltravoxがXTCをコピーしているような「Stay Young」、金属的なシンセ音が散りばめられた「Out of Touch」、Be Bop Deluxeの発展形のような「Better Home in the Phantom Zone」、ユーモラスなシンセ音が印象的な「Substitute Flesh」、Bill Nelsionのギタリストとしての本領発揮ともいえる爽快なソロが挿入された「Atom Age」、テクノ・グラムといった疾走感あふれる「Art/Empire/Industry」、更に加速度を増しながらも比較的シンプルなロック・ナンバー「Revolt into Style」まで、変幻自在にたたみかけるリズムと多彩なギター、それに朴訥ながらも味わいのあるBillのヴォーカルといった具合に、 言うなれば脱臼感覚あふれた名盤と呼んで差し支えないと思うのであります。
スポンサーサイト
この記事のURL | Rock / Pop | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<不条理音盤委員会 294 Harnakis | メイン | 不条理音盤委員会 292 McCluskey Brothers 「Aware of All」>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://mao4735.blog85.fc2.com/tb.php/1042-914fc4ee
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。