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不条理音盤委員会 285 Tonton Macoute 「Same」
- 2006/01/31(Tue) -
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Paul French(Pianos, Organ, Vibes, Vocals)、Chris Gavin (Bass, Acoustic & Electric guitars)、 Dave Knowles(Alto & Tenor saxes, Flute, Clarinet, Vocals)、Nigel Reveler(Drums, Percussion)の4人からなるTonton Macouteが1971年にNeonレーベルに残した唯一?のアルバムです。サックスやフルートがメロディの主導権を握るジャズ・ロック風のサウンドなのですが、全体的にメロディアスながらもシンプルでクールなアンサンブルの構成で曲が淡々と進む有様はちょっと異色とも思われます。ピアノとフルート、ギターによるドリーミーな導入部~アメリカ南部風のコーラス~ジャジーな展開でも端正さを失わないフルートとオルガンの掛け合いという目まぐるしい中でも落ち着きを感じる「Just like stone」、オルガンによるコード・リフに導かれてファンキーでリズミカルなサックスがメロディーを奏で、テンションの高いエレ・ピのソロからソウルフルなヴォーカル・パート~フルート、ヴァイヴ、ピアノと気だるくメランコリックなソロを引き継ぎながら徐々にジャズ・モードを高めていくスリリングな「Don't make me cry」、オリエンタル風味いっぱいのフルート、アフリカン・パーカッションと中近東的なサックスのソロが交錯しながら、リズム隊にはラテンの香りもうかかがえる初期Embryoのような「Flying South in Winter」、曲の全体をヴァイヴが支配する一方で、脱力しているようなヴォーカルにギターがアクセントを添えているような前半部と、ファズ・ギターとアコ・ギが拮抗するように突き進む後半部の落差が、「夢」を象徴していると感じられる「Dreams」、ソウルフルなヴォーカルをサックス、ピアノが気品漂う演奏で包み込むようなジャズ・ヴォーカルナンバーの「You make my jelly roll」、優雅なピアノ・ソロからクラリネットをフューチャーしたアート・ロック風のヴォーカル~そこから一転してサックス、ピアノがインター・プレイ風の演奏を聴かせた後に、最後はバロック?風のエレピのソロで終わりを告げる巧妙なストーリー展開が印象的な「Natural high part 1」、自由に舞うフルートとエコーの彼方から聴こえてくるスキャットが、突如としてエネルギッシュなジャズ・セッションに移行していく「Natural high part 2」まで、方向性としてのプログレッシヴ・ジャズ・テイストを存分に味わえる一方で、ヴォーカル・ラインに顕著なようにグルーヴィーでファンキーな要素が隠し味的に溶け込んでいるというのを見つけ出す楽しみもあるアルバムだという印象があります。
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