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不条理音盤委員会 270 Kardes Turkuler 「Bahar」
- 2006/01/15(Sun) -
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トルコ国内に住む様々な民族の民俗音楽を演奏するKardes Turkulerの最新作「Bahar」が国内でも発売されるようになったので早速入手しました。このバンドはイスタンブールにある 国立ボアジチ (Bogazici) 大学のサークル・バンドから発生し、現在ではBogazici Gosteri Sanatlan Toplulugu (BGST; Bogazici Performing Arts Ensemble)というダンス部門や演劇部門も含めた一つの民族的な芸術集団として活動しているようで、Kardes Turkulerはその音楽部門に相当するようです。トルコ語で「友愛の歌」を意味するバンド名は、当然の如くトルコ国内の各民族の友愛と共存を意識しているのであり、このバンドが取り上げている曲もチュルク、クルド、アルメニア、ロマ、ギリシア、グルジアとさながらトルコ周縁音楽の万華鏡ともいえる一大音楽絵巻を展開しています。アクの強い女性ヴォーカル、ユニゾンのコーラス、吟遊詩人を思わせるような渋いヴォーカル、そして様々な民俗楽器を自由自在に使いこなしながら、その合間にアコーディオン、ギターやキーボード、それに打ち込みまでも駆使しながら多彩で祝祭的、それでいながら哀愁も感じさせる伝承曲を現代的な感覚で演奏しています。イスラム原理主義が台頭しつつあるトルコ国内で、少数民族の曲を演奏することの政治性を意識し、それに対する抑圧や矛盾を指し示しながらも、抑圧に対する抗議に声を荒げたりせずに、むしろ現代的な演奏を通して民族間の友愛を体現しようとする彼らの姿勢は本質的にはラジカルなものなのでしょうし、事実として彼らのPVが放送禁止になったり、コンサートの開催が許可されなかったりと彼らを取り巻く環境は厳しいものがあるようです。しかし、そういった中での民衆の秘められた力を表現することで、自由というものの意味を考えさせてくれるようなアルバムのような気がします。楽しく美しい音の数々の中に込められた「悲しみ」というものを感じさせてくれるような気もします・・・。

試聴音源はこちらから
http://www.kalan.com/scripts/album/dispalbum.asp?id=3998

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