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不条理音盤委員会 267 Meret Becker 「Nachtmahr」
- 2006/01/12(Thu) -
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ドイツ出身の映画女優Meret Beckerが1999年に発表したアルバムです。この人はポスト・インダストリアルのユニットして名高いEinsturzende Neubautenの「Ende Neu」でゲストとして1曲歌っていたことや、このユニットのAlexander Hackeの妻であることもよく知られていると思います。そのA.Hackeが全面的にプロデュースしたこのアルバムはドイツ・アヴァンギャルドの音をメインにシャンソンや童謡?ボイス・パフォーマンスを交えた一種独特の退廃的なムードを漂わせたもので、発表された時期を考えると「世紀末」ということを視点に入れたものではないかとさえ感じます。キャバレー的な音世界で共通するのはDagmer Krauseですが、この作品はDagmer Krause的な世界をよりゴシックに深化させたものという印象があります。手回しオルガンとミュージック・ソー(鋸ですね)に導かれるワルツの「Vive La Trance」から始まり、カリンバと風変わりな笛の音色?を背景に憂鬱げにMeretが語る「Lolita」、Neubauten+ジャズという雰囲気の「Prise De Tete」、コラージュ的な音の作りでルイス・キャロルの詩を読みあげる「Geistgestoert」 、ピアノとストリングがメインで、ちょっとエスノ風の雰囲気が漂う「Das Voegelchen」、ギターやバンジョー?、マンドリン?をフューチャーしたロシア風の物悲しいメロディーの「Bobinke」、実体験に基づくものなのか悪夢的な物語をトイ・ポップ風のサウンドにのせて語る「Ballade Vom Kleinen Meretlein」、戦前のキャバレー・ソング風の「Marsche No. 667」、様々な具象音とアンビエントなピアノ、Bow-Guitarを背景に「B (Brecht??)」について語る「Das Blanke Wesen」、バグパイプを思わせる音が延々続く実験的なナンバーの「Fuer Irland」、MeretとAlexの陰鬱なデュエットの「Im Bauch」、サーカス?の光景のコラージュに金属ノイズ音や手回しオルガンのような音がコラージュされていく「Traum Vom Gesichtertausch」まで、前衛的な音と自由に変化するMeretのヴォーカル・ワークが融合した非常に刺激的で、かつ摩訶不思議な作品に仕上がっています。

試聴音源はこちらから
http://www.allmusicbox.com/artist.php?track_id=0731453808225

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