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不条理音盤委員会 488 Vetiver 「To Find Me Gone」
- 2007/03/30(Fri) -
いつもよく行くレコード店にはいろいろな人がいて、そこで会話するだけでも面白いのですが、そういった中の一人のパティシエ見習いのお姉ちゃんに付き合わされて一日5軒のショップをめぐった片桐と言います。彼女曰く、スイーツとは甘いだけではなく、色調や繊細さを視覚で楽しみ、香りを楽しみ、味覚で楽しみ、最後に余韻を楽しむもので、換言すればパティシエさんの創り出したアートとのことですが、確かに評判のよい店のスイーツは美味しいはもちろんなのですが、見た目にも美しくやはり彼女の言うとおり芸術品なんだろうなぁ~というのは理解できたのですが、さすがにスイーツ食べ歩きというのは拷問に等しいとも悟ったのでありました。

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というわけで、Devendra Banhartのバンドの一員で、現在最もNeil Youngに近い位置にいると言われているAndy Cabic率いるVetivierの2ndアルバムです。前作ではゴスロリ女王?Hope Sandvalも参加したミニマル・ドローンっぽいサイケデリック・フォークの世界を展開してくれましたが、今回もアメリカーナな感覚そのままにトラディショナルなフォーク+アコースティック・ミュージックを基調とした脱力系アシッド・フォークを紡ぎ出しています。空間的な拡がりを強く感じるようなサウンド・スケープが印象的な「:Been So Long」、ピンク・フロイドの「吹けよ風、呼べよ嵐」を下敷き(というかそのまんま)にしたような「You May be Blue」、アコ・ギとストリングが緩やかに交差していく「No One Word」と「Lost & Found」、ブリティッシュ・トラッドの要素も感じられるほのぼのとした「Idle Ties」、ほんのちょっとだけ挿入されるオルガンの響きが耳に残る「I Know No Pardon」、ギターの軽やかなアルペジオが心地よい「Maureen」、寂寥感を淡い色合いの音で表現したかのような「The Porter」、サイケなエフェクトを使ったちょっとドリーミーな雰囲気の「Double」、メディティーショナルなベルの音も効果的な「Red Lantern Girls」、カントリー・ロックの衣装をまとったような陽気なポップ・ナンバー「Won’t Be Me」、ファンタジックな夢心地の気分を味わえる「Busted」、初期西海岸風のサイケデリック・ポップな「Down At El Rio」まで、ちょっとかすれたような声で呟くように囁くようなAndy Cabicの歌声と意外にもストレートに構築された音響空間の狭間で、不思議にリラックスした時間を過ごせるアルバムではないかという気がします。それは目の前に広がったモノクロームのスクリーンの一部だけが人工着色されていく様子を眺めている、といったらよいのでしょうか。。。。?
奏でられている音の一つ一つがまるでマシュマロのような感触もするアルバムという気がするのでした。

試聴音源はこちらから
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=7065300&BAB=E


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コメント
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>パイクマンさん
>「ニール・ヤングに近い位置にいる」というフレーズ
・・・これはご存知のとおり、某W店のメルマガから引用したものなのですが、確かにどこが?と訊かれてもはっきりはしませんよね。フリー・フォーク風なのはやはり1枚目かもしれません。こちらは本当にほのぼのとした感じだと思いますが。。。。
2007/04/02 13:36  | URL | 片桐真央 #-[ 編集] |  ▲ top

- -

こんにちは。
「ニール・ヤングに近い位置にいる」というフレーズ、私も聞いた事ありますよ。で、どんななんだろうと思っていて試聴したんですけど、その辺はわかりませんでした(笑)。
フリー・フォークかと思ってたんですけど、そんなこともなくて、仄かなサイケデリック感こそあれ聴きやすくなかなか良いですね。
ちょっとしか聴けませんでしたがYou May be Blueが気に入りました♪
ホープ嬢参加の1stから聴いてみたいです。
2007/04/01 17:06  | URL | パイクマン #-[ 編集] |  ▲ top


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