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不条理音盤委員会 485 Tom Tom Club 「TOM TOM CLUB」
- 2007/03/26(Mon) -
ラーメン好きの片桐と言います。
週に1,2度片桐家の前の県道からチャルメラのBGMがドップラー現象を伴って聞こえてくる時があります。それはワゴン車を屋台風に改造したラーメン屋さんで、最近この近辺で商売を始めたのかちょくちょく通るのですが、おいしいかどうか不明なので車を止めて食べてみようという気持ちにはなれず、町内会の顔見知りに訊ねてもこのラーメンを食べたことのある人がおらず、果たしてどれだけ売り上げがあるんだろうと?他人事ながら心配しています。

Tom_Tom_Club.jpg


というわけで、1980年に名盤と称される「Remain In Light」を発表したTalking HeadsのベーシストTina WeymouthとドラマーでTinaの夫でもあるChris Frantzが息抜き的にお遊び感覚で発表した「おしゃべり魔女」がヒットしてしまったために本格的に活動を始めたというエピソードも超有名なTom Tom Clubの1stアルバムです。もう、このジャケットまんまのファンキーで、カリブで、アフロであるというスーパーご機嫌なアッパー・ポップ・サウンドで、夫婦のみならず友人のミュージシャンやTinaの妹LoricとLaura、娘のLaniまで動員してラップやらダブやらまで導入した陽気&能天気サウンドはまさに自由奔放な傑作としか言いようがありませんね。ポップ・ミュージックとしてのラップの普及に一役買った功績は大きいとまで評価されている、まさに“おしゃべり”な大ヒットナンバー「Wordy Rappinghood」、 James Brownに敬意を表したとされ、Mariha Careyの大ヒット曲「Fantasy」の元ネタとして知らない人はいない「Genius Of Love」、ドラム&パーカッションが打ち鳴らされるインター・ルード的な「Tom Tom Theme」からAdrian Belewの十八番である象の鳴き声ギターをフューチャーしてアフロとテクノが融合したようなバランス感覚が楽しい「L'Elephant」、本家Taking Headsっぽいオルタナネイティヴな雰囲気の「As Above, So Below」、タイトなリズムにいろいろな鳴り物やシンセ音が絡んでいく「Lorelei」、80年代ニュー・ウエィヴの典型ともいえそうなギュ〜ンというギターとバタバタ・ドラムの「On, On, On, On」、乾いた音色のギター・サウンドにノイジーな語りが延々続く「Booming And Zooming」、The Driftersの名曲を脱力満点のカリプソ風に仕上げた「Under The Boardwalk」まで,摩訶不思議なシンセ音やパーカッションが随所に隠し味的に織り込まれた楽しさ幕の内弁当的なアルバムなのですが、実は本当はシニカルな視線やインテリジェンスな感性もちらりとうかがえるといった踏み絵的な点も聞き逃してはなりませぬ。。。。。ボーナス・トラックとして「Lorelei 」「Wordy Rappinghood」「Genius Of Love 」の長尺も入ってお買い得なCD仕様がまた嬉しいですね。

試聴音源はこちらから
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1099344&cart=507324666&BAB=E


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