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不条理音盤委員会 475 Rudi Wairata 「The Beauty Of Indonesia」
- 2007/03/06(Tue) -

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このCDはずいぶん前に今は無き六本木WAVEで購入したものです。ネットで検索してもヒットしなかったので画像は彼の他のLP作品のものを掲示しました(謝X100)。
インドネシアのポピュラー音楽の基盤にはジャズやハワイアン、ラテンの影響がうかがえるのは承知のことだと思いますが、このRudi Wairataさんはインドネシアを代表するハワイアン・スティール・ギター奏者とのことで、1929年にインドネシア東部のTernateで生まれた彼は、幼い頃からSol HoopiiやAndy Iona.といったハワイの大物アーティストのレコードを聴き、スティール・ギターをほぼ独学で学んだようです。1950年前後から自身のグループを結成し、ラジオ番組に毎週出演したり、オランダにツアーに出かけたりと一時期は多忙なスケジュールを過ごしていたようですが、1955年頃にThe Amboina Serenaders名義で発表した「Goro Goro Né」「Sarinandé」といった曲の演奏は、当時のオランダのスティール・ギタリストに大変な衝撃と影響を与えたとのことです(この時期の演奏はDureco 1153312盤でCD化されています)。彼は多くの名義でのグループを率いていたようですが、この「The Beauty Of Indonesia」は晩年彼が活動拠点をオランダに移し?NEW POLYNESIANSというグループを率いていた1976年に録音されたもののようで初期の頃の典型的なハワイアン・ミュージックとは異なった甘口の歌が多くなってきたような印象もありますが、クロンチョンに通じるような優雅でゆったりとしたメロディーやアンボイナ地方の民謡を独自にアレンジしたトロピカル・ムードあふれる曲やインドネシア生まれという彼の出自をヨーロピアン感覚で表現したオリジナル曲といった具合に、伸びやかで大らかな演奏を楽しむことができると思います。どことなく南国ムードを感じるのはやはりイスラム色が薄い東部出身のせいでしょうし、リズムの使い方などは一瞬PNGに近い印象もあります。入手は今となっては困難かもしれませんが見かけたら是非どうぞ。

彼の録音が1曲YouTube.comにエントリーされています。
http://www.youtube.com/watch?v=Wns1X3s3uzM


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