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不条理音盤委員会 448 Groove Coverage 「Cover Girl」
- 2006/12/14(Thu) -
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最近気に入っているケーキ屋さんは郊外の農村地帯には不似合いな可愛い建物の店の、それも土・日にしか営業していない小さな店で、メニューもその日にならないと決まらず、そういったわけだから品数そのものも少なくてすぐに売切れてしまうという困った店なのですが、それもその筈店主は某大手建設会社の非常勤顧問やらなんやらを普段はつとめているらしくしく、長年のお菓子作りの趣味が昂じて店を開いたのだと恥ずかしそうに顔を真っ赤にして語っていましたが、店主の穏やかな人柄を象徴するかのごとくタルトやシュークリーム、アップル・パイといったお菓子は基本に忠実に丁寧に作られていて、程よい甘みが素朴な味わいを呈していて何となく気が休まるような感じがしてついつい時々食べたくなってしまうのです。

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というわけでAxel KonradとDJ Novusがプロデュースするアッパーなビートをいかにもといった感じの女性ヴォーカルMellと添え物のようなダンサーVerenaが一大歌謡絵巻を展開するというよりは、エロエロなシングル・ジャケットでお馴染みのドイツ出身のユニットGroove Coverageの1stアルバム「Cover Girl」です。Mike Oldfieldのアルバム「Crisis」に収録されMaggie Reillyが歌っていることでプログレファンには知られる名曲をそのまま鬼トランス歌謡に翻訳した「Moonlight Shadow」、ピアノ・トランス風のヴォーカル・パートとハード・トランスが合体した「Million Tears」、シンプルでロマンティックなヴォーカル・ナンバー「You」「In The Club」、冒頭の「Moonlight Shadow」と一緒ではないか!と思わず怒る人の顔が目に浮かぶ「Last Unicorn」、ハウス風ポップ歌謡の「Only Love」、メロウなヴォーカルとまたもや使い回しのハードトランス風のパートの展開が無理を感じる「God Is A Girl (Album Version)」、ここまでパクッていいのかと疑問すら覚えてくる「Little June」、哀愁漂う切ないメロディーの佳曲「Far Away From Home」、ピアノとストリングを全面的にフューチャーし、Mellが舌足らずながらドラマティックに歌い上げる「Lullaby For Love」、ピアノのみのクラシカルなアレンジで再度挑んだ(最後の鼻歌などはあざとい演出ですが。。。。)「Moonlight Shadow」、ハード・トランス風のインスト曲「Beat Just Goes」、GOA〜Psy-Tranceっぽい「Are U Ready」までオリジナリティという要素の面ではかなり稀薄ですし、画一的で硬直化したビートはクラブ・サウンドとしては致命的な欠点を抱えているようにも思えますが、「Far Away From Home」「You」「In The Club」等のような曲で聴かれるMellのヴォーカルは歌ものとしてはまずまずの水準を保っているのではないかという気がします。正直に言ってしまえばこのアルバム某中古店で投げ売りされていなければ買いませんけどね。。。。

試聴音源はこちらから

http://music.allofmp3.com/r2/Groove_Coverage/Covergirl/
group_12632/album_1/albref_29/mcatalog.shtml

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