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不条理音盤委員会 350 Lilac Time 「Paradise Circus
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- 2006/04/20(Thu) -
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![]() Duran Duranのオリジナル・メンバーだった(という表現は最早不要でしょうが・・・汗)Stephen Duffyがソロ活動を経て兄のNick Duffy(G, Key)、Michael Westo(Key)、Micky Harris(B)、Michael Giri(Ds)らと結成したアコースティック・ポップ・ユニットのLilac Timeの2ndアルバムです。ソロ活動期での2枚のアルバムでも特出したポップ・センスあふれるメロディーを書いていたStephen Duffyですが、このアルバムでもその持ち味は変わらずトラディショナルなエッセンスを生かしながら紡がれるポップさと、随所に隠された細かなサウンド・エフェクトやアコースティックな楽器の意外な使い方といった趣味のいいひねくれ感覚の組み合わせがいかにもUKらしいといった印象を感じさせます。歌詞の読み方次第では反戦メッセージにも読み取れる切ない片思いを歌った「American Eyes」、ギターとバンジョー?、ストリング(シンセ?)といった弦楽器系のハーモニーがヴォーカルと絡んで美しさを倍増させる「The Lost Girl In The Midnight Sun」、サイモン&ガーファンクルを英国風に翻訳したような「The Beauty In Your Body」、マイナー・キーの歌メロの背後で鳴る乾いた音色のギターが印象的な「If The Stars Shine Tonight」、軽快にカントリー風に疾走する「The Days Of The Week」、哀愁漂う映画の一場面のような感覚もある「She Still Loves You」、Kate.St.Johnのオーボエとアコーディオンをフューチャーしたミュゼット風の短いインスト曲「Paradise Circus」、ホーンも導入し、ちょっとソウル風味をもまぶしたフォーク・ロック風の「The Girl Who Waves At Trains」、切ない歌詞を包み込むような優雅なコーラスが心にしみる「The Last To Know」、短編小説のようなストーリー性の高い歌詞と、緻密に組み立てられた一種厳かでプログレッシヴ的な雰囲気もある長めの曲の「Father Mother Wife And Child」、R&Bとケルトのリズムを組み合わせ、そこにサイケデリックなギターを絡ませた「The Rollercoaster Song」、繰り返されるコーラスのハーモニーが極上の美しさと華麗さをもつ「Work For The Weekend」、ピアノのみで奏でられる40秒あまりの「Twilight Beer Hall」までナイーブな感情を自然に綴ったと思しき穏やかでナチュラルな曲が続く作品に仕上がっています。内省的というのではなく、自分の本質を見つめられる場所からありのままの自分を発信する、そういった現実的な意識に支えられがらのポップ・ミュージックという気がします。至高の一枚です。 試聴音源はこちらから http://www.hmv.co.jp/product/detail/1333449 |
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