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オレンジ・ジュースというバンドがいました・・・ 不条理音盤委員会 86 James Kirk 「You Can Make It If You Boogie」 
- 2005/05/07(Sat) -
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80年代ネオ・アコースティック・ギター・ポップを語る上で欠かせないのがOrange Juiceなのですが、どうしてもこのバンドはEdwin Collinsばかりが注目されてしまう傾向があります。個人的には「You Can't Hide Your Love Forever」では彼と並んでJames Kirkの存在も大きいと思うのです。何気ないギターのカッティングと温かみのある歌声は決してEdwin Collinsにひけをとらないと思うのですが、本人もそれを意識したのか、両雄並び立たずという格言通りにJames Kirkは早々にOrange Juiceを脱退してしまいます。Memphisという自身のユニット(といっても彼だけですが)を立ち上げて「You Supply The Roses」というOJそのまんまのシングルを発表後、音楽シーンから姿を消していたのですが、2003年になってほぼ20年ぶりに発表したアルバムがこの「You Can Make It If You Boogie」です。個人名義では初のアルバムとなるこの作品はドイツの80年代ネオアコ偏執レーベルmarinaより発表されました。OJ時代の妙にクールな部分はさすがに鳴りをひそめていますが、全体に漂うスコティッシュの潔さを思わせるギター・カッティングとさりげなくく散りばめられた清冽なメロディー・ラインは当時のまんまです。昔なじみのPaul Quinnも参加して冒頭からOJ直系のサウンドが続きますが、その他にもボサノバっぽい「Nilsson」、切れの良いカッティングにジャズっぽい洒落たコード感が素晴しい「Fruitier Than Thou」などなど、メロディー作りの上手さがたまらなく素晴らしく、まるでギター・ポップのお手本のような作品に仕上がっています。「You Can't Hide Your Love Forever」にも収録されている「felicity」のスローなバージョンと、「You Supply The Roses」のドイツ語バージョンも入っています。

試聴音源はこちらから
http://www.mp3.com/albums/584131/summary.html

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